校長挨拶

校長 大石 淑子 
 

 秋田県立雄物川高等学校ホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。

本校は昭和26年9月、秋田県立沼館高等学校として産声を上げ、昭和50年に現在の校名に改称、令和3年9月に創立70周年を迎えた伝統校です。霊峰鳥海山の優美なる姿を仰ぎ見つつ、本校で学び、巣立った卒業生は1万余名を数えます。地域はもちろん、国内外で活躍する人材を輩出してきました。また、本校におけるキャリア教育の柱である「パスカルタイム」や、多様な進路希望を実現するためのコース制、男子バレーボール部を始めとする活発な部活動、そして地域連携など、本校の特色ある教育活動とその成果によって、県内でも大きな存在感を示している学校でもあります。

本校では、生徒が将来、幸せな人生を送り、社会に貢献できる人材となることを重視しています。その実現のため、「パスカルタイム」と呼ばれる特色あるキャリア教育プログラムが展開されています。自己と他者を理解し、「コミュニケーション力」や「自己表現力」等を養うことを通して、他者との関わりの中で、より良い生き方や考え方を身に付けていくための学びです。県内のみならず県外からも高い評価を得ています。

学習面では「ビジネスコース」「生活福祉コース」「特別進学コース」の三つのコースを設置し、多様な進路希望に応えるとともに、生徒一人ひとりの学力向上を目指して、積極的に授業改善に取り組んでいます。

本校の活力の源である各部や生徒会は、小規模校ながらも意欲的な活動が特色です。平成時代の幕開けとともに県内にその名を轟かせる男子バレーボール部の活躍は特筆すべきものであり、令和3年度は、第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)において第3位の栄光に輝いています。現在も、悲願の全国制覇に向けて日々研鑽を積んでいるところです。また、躍進めざましい陸上競技部を始め、運動部・文化部それぞれが活発に活動しています。
さらに本校は、地域連携をテーマに小学校や商店街等、地域の方たちとつながりながら、スポーツ、文化の双方で元気と活力を分かちあって来ました。これからも地域の輪を大きく広げ、地域を支える人材を育てていきます。

これまでも、そしてこれからも、地域とともに歩み、地域を支える人材づくりをめざして力を尽くしてまいります。皆様の変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

(令和6年4月)
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